赤ちゃんの時に起こる反射
「赤ちゃんが手をぎゅっと握るのはなぜ?」
「びっくりしたように手足を広げるのは何?」
実は、赤ちゃんには生まれつき備わっている“反射”があります
これらは「原始反射」と呼ばれ、成長とともに消えていく動きです
今回は、赤ちゃんに見られる主な反射の種類や意味を紹介します!
原始反射とは?
赤ちゃんが本能的に持っている反応のこと
生きるために必要な動き(吸う・つかむ など)
成長とともに消えていく(通常1歳頃まで)
赤ちゃんに見られる主な反射
モロー反射(びっくり反射)
特徴:大きな音や刺激に驚くと、両手を広げて抱きつくような動きをする
期間:生後4〜6ヶ月頃まで
理由
危険を察知して身を守るための反応
胎内での環境とのギャップに適応するため
ポイント
寝かしつけ時に驚かせないように注意!(包み込むように抱っこすると安心)
把握反射(手をぎゅっと握る)
特徴:手のひらに触れると、ぎゅっと握りしめる
期間:生後3〜4ヶ月頃まで
理由
本能的に母親にしがみつくための動き
ポイント
赤ちゃんと手をつなぐと、しっかり握り返してくれる!(可愛すぎる!)
吸啜反射(ちゅぱちゅぱ吸う)
特徴:口に触れたものを吸う動き
期間:生後4〜6ヶ月頃まで
理由
おっぱいや哺乳瓶から母乳・ミルクを飲むために必要な反射
ポイント
母乳育児やミルクを飲むのに欠かせない大切な動き!
探索反射(口を探す)
特徴:頬に触れると、その方向に口を向ける
期間:生後3〜4ヶ月頃まで
理由
おっぱいを探して飲むための動き
ポイント
授乳のとき、赤ちゃんの口元をそっと触ると自然に口を開ける!
バビンスキー反射(足の裏ピクピク)
特徴:足の裏をこすると、足の指が開いて反り返る
期間:生後1歳頃まで
理由
脳や神経の発達を確認するための重要な反射
ポイント
1歳を過ぎても続く場合は、お医者さんに相談を!
自動歩行反射(歩くような動き)
特徴:赤ちゃんを立たせると、足を交互に動かす
期間:生後2ヶ月頃まで
理由
将来的に歩くための準備
ポイント
「歩く練習」ではないので、無理にさせなくてOK!
反射はいつ頃消える?
ほとんどの反射は生後3〜6ヶ月頃に消える
バビンスキー反射は1歳頃まで残ることもあります。
赤ちゃんの反射は成長の証。赤ちゃんの不思議な動きは、成長の過程でしか見られない貴重な瞬間です。「今だけの反射」をじっくり観察して、育児を楽しんでいきましょう
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