犬同士のあいさつといえば「お尻のにおいを嗅ぐ行動」が定番ですが、中には他の犬のお尻を匂わない子もいますね。
「うちの子、なんで匂わないの?」と疑問に思う飼い主さんも多いはずです。
今回は、子犬が他の犬のお尻を匂わない理由を解説します!
そもそもお尻を嗅ぐ理由とは?
犬はお尻(肛門腺)のにおいから、相手の情報(性別・年齢・体調・感情)を読み取っていると言われています。
これはいわば「名刺交換」のようなものです。
そのため、お尻のにおいを嗅ぎ合うのは社会性のある正常な行動です。
子犬が匂わない理由
社会化がまだ不十分(経験不足)
子犬はまだ他の犬との接し方に慣れておらず、お尻のにおいを嗅ぐ=あいさつということをまだ学んでいない可能性があります。
→ 社会化期(生後3週〜12週)に他の犬と接する経験が少ないと、犬同士のマナーが身につきにくいです。
怖がっている・警戒している
相手の犬が大きかったり、動きが激しかったりすると、「怖い」「近づきたくない」という気持ちから匂いに行けないこともあります。
→ 無理に近づけず、距離をとって安心させてあげましょう。
自分に自信がない(シャイ・臆病な性格)
元々の性格が慎重だったり、内向的な子は、相手に対してあいさつを避けようとすることがあります。
→ 焦らず、少しずつ犬同士の関係を築いていくのが大切です。
過去にイヤな思いをしたことがある
過去にお尻を嗅ごうとしたら怒られた・吠えられたなど、トラウマ的な経験があると、その行動を避けるようになることもあります。
無理に匂わせようとしないで大丈夫
無理に他の犬に近づけたり、においを嗅がせようとすると、
逆に犬同士の関係が悪化する可能性があります。
ゆっくり慣れるのを見守る
他の犬と触れ合う機会を増やす(ドッグラン、散歩など)
良いあいさつができたら、しっかり褒めてあげる
子犬が他の犬のお尻を匂わないのは、「経験不足」「怖がり」「慎重な性格」などが原因であることが多いです。でもそれは悪いことではありません!
少しずつ経験を重ねていけば、自然とあいさつが上手になります
焦らずゆっくり、子犬のペースで社会性を育てていきましょう。出来なかった子ができるようになったら存分に褒めてあげましょう
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